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空調設備管理
主な設備:エアコン、空調機、冷温水ポンプ、冷却塔、送風機
建物内の温度や湿度を適切に保ちます。異音、振動、水漏れ、設定温度と室温の違いなどを確認します。
■三方弁
■二方弁
三方弁(さんぽうべん)とは、配管の中を流れる水や温水、冷水などの流れを「混ぜる」「分ける」ためのバルブです。

1、三方弁とは?
普通のバルブは入口と出口の2つですが、三方弁は名前の通り3つの接続口(ポート)があります。
流体(水など)の流れ方を切り替えたり、混合したりできます。
2、ビル設備での主な用途
① 空調機(AHU・FCU)の温度制御
ビルメンが最もよく見るのはこれです。
冷温水配管で、コイルへ流す水量を調整、バイパス配管へ流す水量を調整して温度制御を行います。
三方弁が動くことで、コイルへ100%流す、50%流して50%バイパス、すべてバイパスと調整できます。
② ボイラーや熱交換器
温水を混ぜて適温にする場合にも使われます。
例えば
80℃の温水
40℃の戻り水
を混ぜて60℃程度にするときなどです。
3、三方弁の種類

混合型
2つの入口から1つの出口へ。
温度調整でよく使用。
分流型
1つの入口から2つの出口へ。
空調機のバイパス制御でよく使用。
4、現場で見る構成
三方弁単体ではなく、三方弁本体、アクチュエータ(駆動部)、制御信号(DC2~10V、4~20mAなど)で構成されています。
中央監視や自動制御盤からの指令で開閉します。
5、点検で見るポイント
① 漏れ
・グランド部漏水
・フランジ部漏水
・本体腐食
を確認。
② 動作確認
中央監視で
0%
50%
100%
に指令して、実際に動いているか確認します。
③ 固着
長期間動かないと固着します。
症状:
・アクチュエータは動く
・弁棒が動かない
④ 温度確認
三方弁が正常なら、入口温度、コイル入口温度、バイパス温度の変化が指令値に応じて変わります。
6、覚え方
ビルメンの現場では、「三方弁=空調の水をコイル側とバイパス側に振り分ける弁」と覚えておけばまず大丈夫です。
巡回で三方弁を見つけたら、アクチュエータが付いているか、弁棒が動いているか、水漏れはないか、前後の温度が変化しているか、
を確認するのが基本です。
■二方弁
水を流す量を増やしたり減らしたりする自動バルブです。

三方弁が「コイル側とバイパス側に振り分ける」のに対し、二方弁は「コイルへ流れる水量そのものを調整する」という違いがあります。
現場では、「二方弁=コイルに流す冷温水の量を調整する弁」と覚えておけばまず大丈夫です。
最近のビル空調では、省エネのため三方弁より二方弁+インバータポンプの組み合わせが多く採用されています。
1、イメージ
二方弁は入口と出口の2つだけです。
冷温水 → [二方弁] → コイル
全開(100%)
空調を強く効かせたいとき
結果
・水がたくさん流れる
・よく冷える・よく暖まる
半開(50%)
中間運転
結果
・水量が減る
・能力も中くらい
閉(0%)
冷暖房があまり必要ないとき
結果
・水が流れない
・冷暖房しない
2、三方弁との違い
三方弁
流れを振り分ける
二方弁
送り → 二方弁 → コイル
流量を絞る
3、現場の見た目
上に付いている箱がアクチュエータ(モーター)です。
中央監視から
・0%
・30%
・50%
・100%
などの指令を受けて動きます。
4、巡回のチェックポイント
① 漏水
・本体
・グランド部
・フランジ部
を確認
② 動作確認
中央監視の開度と現場の開度が一致しているか
③ 固着確認
症状
・アクチュエータ → 動く
・弁棒 → 動かない
この場合は固着の可能性
④ 温度確認
二方弁が開くと
・コイル入口温度
・コイル出口温度
に変化が現れます。
5、覚え方
・三方弁 → 水の行き先を振り分ける
・コイル ⇔ バイパス
・二方弁 → 水量を増減する(0%
←→ 100%)
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