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電気設備管理
主な設備:分電盤、受変電設備、ブレーカー、照明、非常用発電機
電気が安全に供給されているかを確認します。異常な音、焦げ臭いにおい、警報表示などに注意します。
■ブレーカー
ブレーカー=電気設備を守る安全装置です。 電気が流れすぎたり、漏電したりしたときに、自動で電気を止めてくれる装置です。
【イメージ図】

1、ブレーカーって何?
例えば配線に異常があるのに電気を流し続けると、
配線が熱くなる
機械が壊れる
火災になる
可能性があります。
そうならないためにブレーカーが働きます。
異常発生
↓
ブレーカー遮断
ビルの電気の流れ
簡単に言うと、
電力会社
↓
受変電設備
↓
分電盤
↓
ブレーカー
↓
照明・コンセント・機械
です。
ビルメンがよく触るのは分電盤のブレーカーです。
2、ブレーカーの種類
初心者はまず3種類覚えましょう。
① 配線用遮断器(MCCB)
一番よく見るブレーカーです。
役目は
過電流保護
短絡保護
です。
過電流
例えば20Aの回路に30A流れると、
流れすぎ
↓
発熱
↓
ブレーカー遮断
となります。
短絡(ショート)
電線同士が接触すると、
+-接触
↓
大電流
↓
ブレーカー遮断します。
② 漏電遮断器(ELB)
漏電を検知します。
例えば
機器内部で漏電
↓
人が触る
↓
感電の危険があります。
そこで漏電遮断器が
漏電発生
↓
検知
↓
回路遮断します。
ビルメン現場ではかなり重要です。
③ 気中遮断器(ACB)
大型設備向けです。
受変電設備や大容量回路で使用されます。
例えば
メインブレーカー
幹線回路
などです。
初心者のうちは
「大きい設備に付いている大型ブレーカー」
と覚えておけば十分です。
3、ブレーカーが落ちたら?
まず慌てないこと。
順番に確認します。
① 何が止まったか
・照明?
・コンセント?
・空調?
・ポンプ?
を確認。
② 原因確認
・機器の故障
・モーター焼損
・漏電
・使いすぎ
などが考えられます。
③ むやみに再投入しない
危険です。
落ちる
↓
投入
↓
落ちる
↓
投入
を繰り返すと設備を壊したり事故につながります。まず原因を探します。
4、巡回で見るポイント
発熱
ブレーカーを触って異常に熱くないか。
※高圧設備は資格・ルールに従うこと。
・焼け跡
・変色
・焦げ
・異臭
がないか。
表示状態
ON
OFF
TRIP
を確認します。
ON・OFF・TRIPの違い
ON
↓
正常使用中
OFF
↓
手動停止
TRIP
↓
異常で遮断
初心者がよく間違えるポイントです。
TRIPは単なるOFFではなく、
「異常があったので自動で落ちた状態」 です。
ビルメン的によくある事例
コンセント回路
電気ポット
↓
電子レンジ
↓
ヒーター
↓
使いすぎ
↓
ブレーカー遮断
揚水ポンプ
モーター故障
↓
過電流
↓
ブレーカー遮断
空調機
モーター焼損
↓
過電流
↓
ブレーカー遮断
5、ビルメン初心者向け超まとめ
ブレーカーは役割ごとに覚えると簡単です。
MCCB
↓
電流流れすぎを防ぐ
ELB
↓
漏電を防ぐ
ACB
↓
大型回路を守る
一番大事なのは、「ブレーカーが落ちるのは故障ではなく、設備を守るために正常に働いた結果である」という考え方です。
ビルメンとしては、単にブレーカーを上げるのではなく、「なぜ落ちたのか?」を考えることが重要です。
そうすると電気設備への理解が一気に深まります。
■ブレーカーの復旧方法
「原因確認 → 安全確認 → 復旧」が基本です。
注意:電気設備は感電・火災の危険があります。
特に受変電設備や高圧設備は、有資格者および現場の手順書に従って対応してください。
1、基本的な復旧手順
どのブレーカーが落ちたか確認
まず、MCCB(配線用遮断器) 、ELB(漏電遮断器) 、ACB(気中遮断器)のどれが動作したか確認します。
また、照明が消えた、コンセントが使えない、空調が停止した、ポンプが停止した、など、影響範囲も把握します。
2. ブレーカーの状態を確認
ブレーカーが
ON
OFF
TRIP
のどの位置にあるか確認します。
TRIP状態は「異常を検知して遮断した状態」です。
3. 異常がないか確認
むやみに再投入せず、
・焦げ臭いにおい
・発煙
・水濡れ
・機器の異音
・モーターの焼損
・ケーブル損傷
などがないか確認します。
4. 負荷側を切り離す
可能であれば、
・該当機器のスイッチをOFF
・負荷を減らす
などを行います。
例えば、
コンセント回路
↓
電気ポット
電子レンジ
ヒーター
↓
一旦すべてOFFとしてから確認します。
5. ブレーカーを復帰
一般的には、
TRIP
↓
一度OFF側へ
↓
ONへ投入
という操作になります。
ただし、機種によって異なるため、必ず現場の取扱説明書や手順に従います。
6. 再度落ちるか確認
復旧後、
電流値
異音
異臭
発熱
を確認します。
もしすぐに再びトリップする場合は、異常が継続している可能性が高いため、繰り返し投入しないことが重要です。
※覚えるべきこと
OKなケース
・一時的な使い過ぎ
・原因が明確に分かっている
危険なケース
・電遮断器が作動
・焦げ臭い
・モーター故障の疑い
・水漏れがある
・何度も落ちる
こうした場合は、無理に復旧せず上司や専門業者へ連絡します。
超簡単まとめ
ブレーカーが落ちた
↓
原因確認
↓
安全確認
↓
必要なら負荷を切る
↓
復旧
↓
監視
現場では、「ブレーカーを上げること」より「なぜ落ちたかを見つけること」の方が大切です。
これができるようになると電気トラブル対応のレベルが一段上がります。
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