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 ■消防設備の基礎
 消防設備とは、「火災を発見し、知らせ、消火し、避難を助ける設備」のことです。
 ビルメンの仕事では、電気設備、給排水設備、空調設備と並んで非常に重要な設備です。消防設備は直接人命に関わる設備だからです。
 大事なこととして、消防設備は、「発見→通報→消火→避難」の流れで人命を守ります。
 まず、「感知器 → 受信機 → ベル → 避難」 「消火器 → 屋内 消火栓 → スプリンクラー」
 この2つの流れを理解できれば、消防設備の基礎は十分です。

 

 1、消防設備の役割
 消防設備には大きく4つの役割があります。
 ① 火災を見つける
 ② 火災を知らせる
 ③ 火を消す
 ④ 避難を助ける


 2、消防設備の全体像
 火災が発生すると、
 火災
  ↓
 感知器
  ↓
 受信機
  ↓
 ベル・非常放送
  ↓
 避難

 同時に
 
 消火器
 屋内消火栓
 スプリンクラー
   ↓
 消火活動
 という流れになります。


 3、設備
 自動火災報知設備(自火報)
 消防設備の中で最も重要です。
 役割=火災を発見して知らせる

 感知器
 火災を見つける装置です。
 天井に付いています。
 
 ➀煙感知器
 煙を検知
  煙
  ↓
 感知
 最も多く使われます。

 ②熱感知器
 熱を検知
  高温
   ↓
  感知
  厨房などに設置。

 ③炎感知器
 炎を検知
 危険物施設などで使用。

 ④受信機
 自火報の頭脳です。
 防災センターにあります。
 表示例
 ・3階東側
 ・煙感知器作動

 ⑤発信機
 人が火災を見つけた時に押すボタンです。
 赤い箱の中にあります。

 ⑥地区音響装置
 火災ベルです。
 ジリリリリと警報を鳴らします。

 
消火設備
 火を消す設備です。

 ⑧消火器
 最も身近な設備です。
 用途:初期消火

 ⑨屋内消火栓
 ホースで放水する設備です。
 消火栓
  ↓
 放水
  ↓
 消火
 消火器より強力です。

 ⑩スプリンクラー
 火災で温度が上がると自動で放水します。
 火災
  ↓
 高温
  ↓
 ヘッド開放
  ↓
 放水

 
 4、消防隊が使う設備
 ➀連結送水管
 消防車の水を建物上階へ送る設備
 消防車
  ↓
 送水口
  ↓
 連結送水管
  ↓
 放水口
 
 ②送水口
 建物外部にあります。
 消防車が接続します。

 ③放水口
 建物内にあります。
 消防隊が使用します。


 5、避難設備
 ➀誘導灯
 避難方向を示す緑色の灯具です。
 「EXIT」表示がある設備です。

 ②非常照明
 停電時に点灯します。
 避難経路を照らします。

 ③非常放送
 館内放送で避難案内を行います。
 例
 火災が発生しました。
 避難してください。

 6、ビルメンが毎日確認する設備
 ➀火災受信機
 チェック項目
 ・火災表示なし
 ・故障表示なし
 ・断線表示なし

②消火器
 チェック項目
 ・所定位置
 ・使用期限内
 ・圧力正常

 ③誘導灯
 チェック項目
 ・点灯
 ・破損なし

 ④屋内消火栓
 チェック項目
 ・前に荷物なし
 ・箱破損なし


 7、よくあるトラブル
 ➀感知器誤報
 原因
 ・ホコリ
 ・湯気
 ・虫

 ②誘導灯不点灯
 原因
 ・ランプ故障
 ・バッテリー劣化

 ③消火器期限切れ
 原因
 ・更新忘れ

 ④受信機故障表示
 原因
 ・断線
 ・感知器故障

 
 8、巡回時に重要なポイント
 まず確認するのは、
 ① 受信機
 ② 消火器
 ③ 誘導灯
 ④ 屋内消火栓
 ⑤ 非常口
 です。


 9、消防設備を人体に例えると
 ・感知器 = 目・鼻
 ・受信機 = 脳
 ・ベル = 口
 ・消火器 = 手
 ・屋内消火栓 = 腕
 ・誘導灯 = 道案内
 ・非常用発電機 = 非常食


 10、覚えるべき10語
 ・感知器
 ・受信機
 ・発信機
 ・地区音響
 ・消火器
 ・屋内消火栓
 ・スプリンクラー
 ・連結送水管
 ・誘導灯
 ・非常照明

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